トップスリープラスシステムについて > 導入が、かんたん!

開発ストーリー
蒲原新一×木原秀明
高額と使いにくさでの導入の断念が、開発のきっかけに

インタビュアー&テキスト 久保圭樹
(株式会社ネットビジネスエージェント http://www.nb-a.jp/)


蒲原×木原
■不動技研工業と長崎総合科学大学が連携してスリープラスシステムを開発するに至った経緯を教えていただけますか?
木原秀明[不動技研工業株式会社システム技術部](以下:木原):当時、総合科学大学様へ導入していた大手のネットブート型シンクライアントシステムを見せていただく機会がありました。そこで、画面転送方式のシンクライアントシステムでは動かないCADがネットブート型のシンクライアントシステムでは動くことを知ったんです。CADが動くならば弊社へも導入しよう!と思い、検討したのですが、高額(導入費用およびランニングコスト)で使いにくいという理由から断念しました。このようなことから、いっそのこと総合科学大学様へ導入済のシンクライアントシステムの問題点をクリアしたシンクライントシステムを作ってしまえばよいのでは、と考え協同開発を始めました。

今では開発当時に導入していたシンクライアントシステムよりも良いパフォーマンスです

蒲原 ■開発にはどのくらいの時間がかかりましたか?
木原:今ちょうど3年くらいですね。たとえば学校を例にお話しすると、シンクライアントシステムは管理者側の視点と授業で使う側の視点で作られていることが重要です。授業で使う側からすると起動したときに全員の学生のPCが同じでないといけないし、管理者側からするとアップデートが簡単にできないといけない。そういったことを実現するために機器の構成とかネットワークの構成などを試しながら細かいところまで作りこんでいきました。
蒲原新一[長崎総合科学大学環境建築学部人間環境学科](以下:蒲原):当校の端末機を使って実験をしながら開発を進めていきました。運用するスタイルが学校の端末室のシステムに合っている部分があったので、学校・教育機関・病院・公共機関にも合うようなスタイルで開発を進めてきました。今では開発当時に導入していたシンクライアントシステムよりも良いパフォーマンスが出ています。

末端室不要のリモートメンテナンス等で、保守の手間も大幅削減

木原 ■スリープラスシステムの強みや弱みを教えていただけますか?
蒲原:シンクライントシステムっていうのはほかにも色々あるんですが、ほとんどのシンクライアントシステムでは管理していく上でイメージを更新する場合、ユーザの利用を止めて特定の端末上でやるんです。しかし、スリープラスシステムの場合はVMwareという仮想環境を利用しているので、ユーザが利用中でもサーバー上でイメージの更新ができるんです。さらに、ハードに依存しないという利点があります。ただその分リソースを若干使うんですが、それは小さな問題だと思いますね。先ほども言ったように、スリープラスシステムを開発する前から当校の端末室に大手のシンクライアントシステムを入れているんですが、これは端末室まで行かないとメンテナンスができない。スリープラスシステムならリモートでメンテナンスができる。僕は今までのように動かなくていいんです。
木原:強みのひとつとして、保守の手間が大幅に省けるという利点があります。実際に弊社での導入効果として、保守人員が5名から2名へ減りましたし、故障率も少なくなりアップデートの手間も省けるようになりました。導入前までは、片手間に保守を行っていた人員が自身の仕事へ専念することができるようになったので確実に作業効率がアップしましたよ。弱みとしては、ネットワークの仕組み上どうしてもネットワークに負荷がかかっちゃうことです。なので、ネットワークの増強は必要となってきますが、ネットワークをきちんと構築していればさほど心配ではなくなってきます。実際に同セグメント内でクライアント200台での同時起動・利用が確認できています。

T管理者を雇っているという感覚に

■今後、スリープラスシステムをどのように発展、展開していこうと考えてらっしゃいますか?
木原:お客様のご要望に合わせてカスタマイズできるという点が自社開発の良さです。お客様には「ただシンクライアトシステムを入れている」という感覚だけでなく、「IT管理者を雇っている(お客様の要望が叶う)」という様な感覚になっていただけると思います。多くのお客様に出会い「お客様に育てていただくシステム」、そんなシステムにしていきたいと考えています。 現在では、部分的に画面転送方式を取り入れたりなど、どんどん進化していっています。